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古代のロマンをたずねてpart.2

古代のロマンをたずねてpart.2

大念仏寺

私と夫は、お正月とお盆、そしてお春と秋のお彼岸、それから命日(5月の連休)の年5回のうちだいたい4回くらいは一心寺さんへ行きます。




そして、その時に大阪で気になっている神社仏閣へ立ち寄ることが多いのです。
今回は、平野区にある大念仏寺とその近くの法楽寺へ行ってきました。
まずは、大念仏寺です。





大念仏寺・門





大阪平野区にある大念仏寺は聖徳太子信仰の厚かった良忍上人が四天王寺に立ち寄った際、太子から夢のお告げを受け、鳥羽上皇の勅願により平野に根本道場として創建したのが始まりです。




平安時代後期に良忍が開いた融通念仏は中国からの輸入ではなくて、日本で初めての宗派です。




行ってみてびっくりしたのは本堂の大きさです。
東西50メートル、南北40メートルで、大阪府下最大の木造建築なのだそうです。





大念仏寺・本堂





大念仏寺は初めて行った私ですが、実は学生時代にそのすぐ隣の乳児院へは、教育研修で2週間通った場所でもありました。
久しぶりに来てみたのですが、随分変わっていました。
そりゃ、29年ぶりなのです。




あの優しかった院長先生はどうされているのでしょうか。
お元気でしたら、90歳近くになられているのではないでしょうか。
あの頃、1~2歳だった乳児たちも、いまでは30代になっているのですね。
月日のたつのは早いものです。





大念仏寺には、社会福祉法人大念仏寺社会事業団という社会事業団があります。




当時から母子寮があったり、困った人の助けをしているところだと感じていたのですが、改めて見てみると本当に凄い。




私の研修中にも、天王寺公園で倒れた妊婦さんが行くところがなく病院で赤ちゃんを産んだものの育てることが出来ずに、生後1週間でやってきた赤ちゃんも見ました。




今でも、赤ちゃんを抱え困っているお母さんやお父さんの力強い味方になっているのだと思うと、心にぐっとくるものがありました。



懐かしさとともに、改めて素晴らしさを実感したのでした。


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